OpenOffice.org で JabRef 書誌情報を利用するには
JabRef は、データベースを OpenOffice.org 1.1 の .sxc 表計算ドキュメント形式と、 OpenOffice.org 2.0 で用いられる OpenDocument .ods 表計算ドキュメント形式の両方に書き出すことができます。
どちらの場合も、書き出した表計算ドキュメントには、各項目を行とし、各フィールドを列とした1つのデータシートだけが含まれます。列順と列名は、OpenOffice.org の書誌情報関数と互換性があるように設定されます (.sxc 形式の場合は OOo 1.1、.ods 形式の場合は OOo 2.0)。
以下は、OpenOffice.org のバージョン毎の、JabRef 書誌情報データベースの利用法です。
書き出したファイルを OpenOffice.org 2.3 および 2.4 の書誌情報データベースとして利用するには
JabRef から書き出したスプレッドシートを OpenOffice.org の書誌情報データベースとして設定するには、以下のステップを踏んでください。
- JabRef からデータベースを .ods 形式で書き出します。
- OpenOffice.org Writer を起動します。
- 編集→データベースを交換を選ぶ。選択をクリックし、.ods 形式に書き出されたデータベースを選択します。
- 読み込んだデータベース名の前にある + を展開して、表示されたファイル名をクリックし、最後に指定ボタンを押します。
- ツール→オプション→OpenOffice.org Base→データベースを選択します。このウィンドウには、いま読み込んだデータベースが表示されているはずです。また、既定のOOo書誌情報データベース (Bibliography) も表示されているはずです。
- Bibliography データベースを編集し、その名前を Bibliography-old などに変えてください (OpenOffice.org Writer では複数の書誌情報データベースを選択することができません)。
- 使用する書誌情報データベースを選択し、その名前を Bibliography に変えてください (名前の最初の文字が大文字になっていることに特に注意してください)。
これらのステップを踏むと、あなたの書誌情報データベースが OpenOffice.org で利用できるようになっているはずです。これを確認するには、挿入→目次と索引→参考文献項目...を選択してください。すると、BibTeX 鍵のリストが表示されるはずです。
書き出したファイルを OpenOffice.org 2.0/2.1/2.2 の書誌情報データベースとして利用するには
JabRef から書き出したスプレッドシートを OpenOffice.org の書誌情報データベースとして設定するには、以下のステップを踏んでください。
- データベースを .ods 形式で書き出します。
- OpenOffice.org を起動します。
- ツール→オプション→OpenOffice.org Base→データベースを選択します。
- Bibliography データベースを編集し、その名前を Bibliography-old などに変えてください (OpenOffice.org Writer では複数の書誌情報データベースを選択することができません)。
- オプションウィンドウを閉じて、ファイル→新規作成→データベースを選びます。
- 既存のデータベースに接続を選び、データベース型として表計算ドキュメントを選択して、書き出した .ods ファイルを選びます。
- 完了をクリックして、選択を促されたら Bibliography を選んでください。
これらのステップを終えた後にツール→参考文献データベースを選んでください。すると、あなたのデータベースwが表示されているはずです。
書き出したファイルを OpenOffice.org 1.1.x の書誌情報データベースとして利用するには
- データベースを .sxc 形式で書き出します。
- OpenOffice.org を起動する
- ツール→データソースを選択します。
- Bibliography データベースを編集し、その名前を Bibliography-old などに変え、適用をクリックしてください。
- 新規データソースをクリックすると、新しい項目が表示されるので、その名前を Bibliography に変更してください。
- データベース型を表計算ドキュメントに変更し、データソースURL行にある...ボタンをクリックしてください。そして書き出した .sxc ファイルを選択してください。
- OK をクリックしてデータソースウィンドウを閉じてください。
これらのステップを終えた後にツール→参考文献データベースを選んでください。すると、あなたのデータベースが表示されているはずです。